浜松発信の総手縫いのレザーブランド、leather works ittenの革職人のブログ。物づくりを通して日々感じたことなどをつぶやきます。

リアルエンボス!

みなさん、こんにちは。

sassiです。














今日は、ストックしている販売用の素材より、面白い素材のご紹介!




エンボスレザー(型押し)のクロコダイルですが、エンボスの多くは腹側なんですね。
凹凸の激しい背側は少ない。
また、あったとしてもシャープな凹凸ではない事が多く、
“いかにもエンボスレザー”という表情のものが多いんです。



で、今日ご紹介する背側のエンボスレザーは
これまでに見た中でも、比較的リアルな表情。

凹凸もシャープで、細かな模様まで表現されております。
また、背からサイド、腹にかけてのバランスも良く、
脚の付け根や、最も凹凸のあるクラウン部分までリアルに再現されております。






リアルエンボス!



リアルエンボス!



リアルエンボス!









カラーリングはブラックとブラウン。
シート状にカットしてあり、サイズはおよそ520mm×33mm。
そこそこの大きさがありますね。
お財布や小物には十分のサイズです。




だたし・・・




表面にこれだけの凸があるという事は、
当然、裏側にはその分の凹があるという事です。







リアルエンボス!







ベタ張りする場合、そのまま接着してしまうと、
裏張りと凸の間に、空間ができてしまいます。
指で押すと、プニプニしてしまうでしょう。

かといって、そのまま裏張りに凸の部分も圧着して接着してしまうと、
せっかくリアルに飛び出た凸の部分も、若干フラットになってしまう・・・


手間はかかるかもしれませんが、裏張りをする前に
裏面の凹を埋める下処理をした方が良いでしょう。
凸の部分を指で押した時に、クロコダイルのように硬い方がよりリアルです。








ちなみにこちらは、販売専用の素材となります。
限定品となり、生徒さんにも人気の素材。
教室では、なかなか本物のクロコダイルには手が出ないですからね。
いろんな意味で、とても面白い素材かと思います。


残り6枚です。






それでは・・・





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