浜松発信の総手縫いのレザーブランド、leather works ittenの革職人のブログ。物づくりを通して日々感じたことなどをつぶやきます。

レザークラフトと道具

みなさん、こんにちは。




ittenレザークラフト教室の生徒さんも
自宅で作業をできる限り進める方が多くなったので、
今日は、道具についてのお話。


レザークラフトの道具。
一般的なものから高級品まで、品質も価格もピンキリですね。
上を見ればキリがないし、高級ツールには憧れるものです。
私自身、前職の自動車業界ではMac Toolsの工具や工具箱を
気が付けば数百万という単位でコレクションし全て使用していたので、
道具に憧れ、使ってみたくなる気持ちは良く分かります (*^_^*)

教室では道具の購入は生徒さんの自由で、
最初にキットのようなものを買って頂くような事はありません。
生徒さんのタイミングで、その時に必要なものを徐々に揃えていけば良いと思います。

しかし、レザークラフトに関して言えば、全てとは言いませんが、
良い道具を使えば、良いものができるという事ではありません。

個人的な意見としては、何を使うかはさほど問題ではありません。
目的はあくまでも、美しい仕上がりと作業性の良さ(使いやすさ)。
その為にどのような工夫や道具を使うか。
良い道具を使用しても、目的を達する事ができなければ本末転倒。
良い道具を使う事が目的になってはいけません。

使いやすさには個人差がありますので、良いものが全てとは思いません。


レザークラフトと道具


あくまでも主観で、ひとつの考え方に過ぎませんが、
何を使うかという選択はいつでもできる事で、
必ずしも技術的な事を補うものではないと思います。
またそれらの良さも、本質が分からなけらば感じる事ができないものかもしれません。
高級ツールは、気持ちを満たしモチベーションを高めてくれるものかもしれませんが、
それがないからうまくできない。というものではありません。
道具にこだわるのも良いですが、作業の目的や本質を見極める能力は、
もしかしたら、技術的な事以上に大切な事なのかもしれません。


それでは・・・




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