浜松発信の総手縫いのレザーブランド、leather works ittenの革職人のブログ。物づくりを通して日々感じたことなどをつぶやきます。

両面打ちホック

みなさん、こんにちは。

sassiです。










今日は、ホックについてのお話・・・





きっと同じような問題に悩まされたクリエイターさんも多いかと思います。
レザークラフトでは、何故か片面打ちのホックしか売られていない。
もしかしたらそうでない地域もあるかもしれませんが、大体は片面打ち。

要するにホックを取り付ける際、オスとメスがありますが、
メス側は一般的にアイテムの被せ側(フタ側)に取り付けますので、
表面がボタンの頭のデザインになっております。
しかし、オス側は主に本体側に取り付けられる事が多い為か、
ベースは裏面と捉えられ、見せられるボタンの頭になっていない。


基本的にはそれでもいいが、
場合によっては、どちらも見せられる頭を使用したい時がありますよね。


ジャンパーホックの場合、頭はオスメス併用が可能ですので、問題ありませんが、
バネホックに関しては、取り付け方が異なります。
足が開いて固定されるメス側と、打ち込んで足が潰れるオス側。
従って、併用ができません。




これは困りますね (-_-)zzz





で、両面打ちのバネホックの頭がこちら。





両面打ちホック





左がオス側で、右がメス側。

因みに、一般的な片面打ちのオス側がこちら。




両面打ちホック





両面打ち。




両面打ちホック





比較。




両面打ちホック









片面打ちの頭は、いかにも裏側という見た目で、
見せる箇所には使用できませんね。

ちょっとした事ですが、たったこれだけの事で制作が出来ない、もしくは止まってしまう事があるのです。
なぜあまり売られていないのだろう・・・





それでは・・・




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