浜松発信の総手縫いのレザーブランド、leather works ittenの革職人のブログ。物づくりを通して日々感じたことなどをつぶやきます。

レザークラフトの始め方

みなさん、こんにちは。



先日、教室に富士市からお越し頂いた方がいた事や、
今度紙面でittenレザークラフト教室が掲載される事があり、
レザークラフトの始め方について、少し考えてみたいと思います。

富士市からお越し頂いた生徒さんは、ittenレザークラフト教室以外にも、
もっと近場でも教室を開催している環境があったようです。
しかし、わざわざ浜松まで高速代と1時間半くらいかけて来た理由をお伺いしたところ、
その理由は大きく分けてふたつあったようです。

まずひとつ目は、教室に通う時点である程度の道具をまとめて買わされる事。
これはレザークラフトに限らず、クラフト系の教室では良くある話。
レザークラフトでも最初に道具を買わされる教室も多いようです。
でも心理的にはどうでしょう。
レザークラフト未経験で、果たしてそれが自分に向いているのか・・・
楽しく感じられ、継続的に通えるか。
もしかしたら、継続的にではなく、
ひとつのアイテムだけ作れれば良いという人もいるでしょう。

道具の名称も使い方も分からない段階で購入する事が
全ての人にとってベストな選択肢であるのか。
因みにその生徒さんは、少しは道具を持っていたようで、
セットで買わされてしまうと、道具がダブってしまうという事でした。

私はとりあえず道具を買い揃えるという初め方はあまり好ましくはないと考える為、
初めの段階で道具を購入するという事は勧めません。
勿論、そうしたいという方に反対する事もありません。
生徒さんの条件や環境に合わせ、
必要であれば揃えて行くというスタイルで問題ありませんので、
道具を購入する事が参加条件という事はありません。


レザークラフトの始め方


そしてもうひとつは、好きなものが作れるか。
これには好きな革を使えるかという事も含まれますが、
とても大事な判断基準かと思います。
ittenの生徒さんを見ても、作りたいものも違えば作風の好みも違う。
使いたい革の色も種類も、求める仕上がりのクオリティーも全てが皆異なる条件なのに、
全員同じものを作り続ける事は難しいと思います。
折角趣味として取り組むのであれば、必要なもの、好みのもの、役立つもの。
こういったものを自分のペースで作っていきたいですよね。


また紙面が出た後にでも、改めてレザークラフトの始め方、取り組み方について
記事にしていきたいと思います。


それでは・・・


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