浜松発信の総手縫いのレザーブランド、leather works ittenの革職人のブログ。物づくりを通して日々感じたことなどをつぶやきます。

水平思考の視点

みなさん、こんにちは。

sassiです。




先日少しご紹介した、“水平思考の世界”
あと少しで読み終えますが、その際改めてご紹介します。


さて、先日の問いについて、みなさんは
どう考え、どう行動をしますか?
“垂直思考”と“水平思考”
この本でいう“垂直思考”とは、ロジカルシンキングの事です。
論理的に物事を考え、最善の選択肢を掘り下げていくという仕組み。

先日の問いに対する行動は、小石を取り出すか、取り出さないか。
このどちらかですが、取り出さない場合には父親が投獄され、少女は飢えてしまう。
取り出せば黒い石で、金貸しと結婚しなければいけない。

答えの1~3は全て垂直思考の発想で、どれもあまり役に立たない。


水平思考の視点


垂直思考は、少女が小石を取り出さなければいけないという事実に着目する。
一方、水平思考の持ち主は、
財布の中に残されたもう一つの小石に着目する。

垂直思考は、ある状況を最も理にかなった見方で捉え、
その解決に向け、論理的かつ注意深く進む。
ところが水平思考の持ち主は、有望そうな見方を受け入れてそこから進むのではなく、
あらゆる見方を探ろうとする。


さて、この物語の少女は・・・

財布に手を入れて小石を一つ取りだすと、その小石に目をやる事なく
うっかりを装ってそれを庭に落とした。
小石は直ぐに他の石に紛れ込んで分からなくなってしまった。
『まぁ、私ったら・・・』と少女は言う。
『でも大丈夫。財布の中に残っている小石を見れば、私が選んだのが黒か白か分かりますもの』

残っている小石は言うまでもなく黒なので、
少女が選んだ石は白と推測されなければならない。
自分の不正を金貸しが認める事ができないからだ。

水平思考を用いる事により、少女は絶体絶命と思われた状況を
自分に極めて好都合な状況へと転換する事ができる。


答えは、4のその他でした。



~本文より抜粋~








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